お風呂のおもちゃはカビの温床!?知っておきたい掃除方法や対策をご紹介

家事・掃除

「お風呂のおもちゃがいつのまにかヌメっている」「カビ大丈夫…?」そんな心配を抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。この記事では、お風呂のおもちゃを清潔に保つための掃除方法やカビ対策を紹介します。これを読めば、お手入れが簡単になり、子どもが安心してお風呂で遊べる環境を作れますよ。

なぜお風呂のおもちゃはカビやすいのか?

お風呂のおもちゃは、湿気が多いお風呂場に長時間置かれるため、カビや雑菌が繁殖しやすい環境にあります。湿度60%以上、温度20〜30℃という条件が揃うと、カビが一気に増えるのです。また、石けんカスや皮脂などもカビの栄養分になるため、掃除が必要です。

簡単にできるお風呂のおもちゃの掃除方法

忙しい毎日でも、簡単にお風呂のおもちゃを清潔に保つ方法を3つ紹介します。

  1. アルコールスプレーで消毒
    • 方法: まず、おもちゃを台所洗剤でしっかりと洗い、よく乾かします。この作業により、表面の汚れや油分が取り除かれ、アルコールの効果が最大限に発揮されます。次に、除菌用アルコールスプレーをおもちゃにまんべんなくかけ、そのまま自然乾燥させます。アルコールは揮発性が高く、乾燥とともに雑菌を殺菌します。
    • メリット: アルコールスプレーによる消毒は手軽で、短時間で済ませることができます。また、強力な洗剤を使わないので、子どもが口に入れても安全です。
  2. 熱湯消毒
    • 方法: お湯を沸かし、80℃以上の熱湯をおもちゃに直接かけます。この方法では、お湯の熱で雑菌を効果的に殺菌できます。その後、乾燥させ、必要に応じて台所用中性洗剤とスポンジやブラシで細かい部分を洗浄します。
    • メリット: 熱湯消毒は高温に弱い雑菌を一気に殺菌できるので非常に効果的です。薬品を使わないので、洗い残しの心配もないのが良いですね。ただし、プラスチック製の場合、高熱で変形してしまう可能性があるため、耐熱温度を確認してから行いましょう。
  3. 漬け置き洗い
    • 方法(重曹): 水100mlに対して小さじ1の重曹をよく溶かし、おもちゃを20〜30分間その溶液に漬け置きます。重曹の力で汚れが浮き上がるため、後で軽くこすり洗いをするだけで綺麗になります。
    • 方法(酸素系漂白剤): 40〜60℃のお湯4Lに酸素系漂白剤スプーン1杯を溶かし、おもちゃを20分以上漬け置きます。その後、しっかりと洗い流し、乾燥させます。酸素系漂白剤はカビや雑菌を効果的に除去しますが、必ず使用後に十分なすすぎを行いましょう。
    • メリット: 漬け置き洗いは、一度に多くのおもちゃをまとめて掃除できるため、時間の節約になります。また、重曹や酸素系漂白剤は安全性が高く、安心して使用できます。

お風呂のおもちゃのカビを防ぐための工夫

カビが生える前に予防することが大切です。以下の方法を試してみてください。

  1. 入浴後に熱めのシャワーで流す
    • 入浴後におもちゃに熱めのシャワーをかけることで、表面の汚れや石けんカスを洗い流し、カビの発生を防ぎます。特に、40℃以上の熱めのシャワーを使うと、雑菌も効果的に除去できます。
    • メリット: この方法は簡単で、手間がかからず、すぐに実践できます。日常のルーティンに取り入れることで、おもちゃを清潔に保てます。
  2. おもちゃの中の水を出して乾かす
    • お風呂のおもちゃは中に水が溜まりやすいものが多いです。使用後にしっかりと水を切り、内部まで乾燥させることで、カビや雑菌の繁殖を防ぎます。特に、ボールやアヒルのような空洞があるおもちゃは注意が必要です。
    • メリット: しっかりと水分を除去することで、雑菌が繁殖する環境を作らず、常に清潔な状態を保つことができます。
  3. お風呂場以外で保管する
    • おもちゃをお風呂場に置きっぱなしにするのではなく、なるべく湿気の少ない場所で保管することもおすすめです。例えば、洗面所や風通しの良い場所に吊るしておくと良いでしょう。
    • メリット: 湿気の少ない場所に保管することで、カビの発生を予防し、長期間清潔に保てます。

カビが発生しやすいおもちゃの特徴

特に注意が必要なおもちゃの種類は以下の通りです。水遊び用のおもちゃを買う前に、掃除しやすい形・素材になっているか確認することも大切ですね。

  1. 中が空洞になっているおもちゃ
    • 代表例として、ボールやアヒルなどの空洞があるおもちゃは、中に水が溜まりやすく、内部にカビが発生しやすいです。外見はきれいでも、中にカビが広がることがあります。
    • 対策: 定期的に内部をチェックし、掃除と乾燥をしっかり行うことが大切です。
  2. 分解できないおもちゃ
    • 水鉄砲や複雑な構造のプラスチックおもちゃは、内部にカビや雑菌が溜まりやすいです。分解できないため、内部の掃除が難しいことが問題です。
    • 対策: 可能であれば分解して掃除するか、定期的に漬け置き洗いを行い、内部まで清潔を保つようにしましょう。
  3. お風呂用のポスター
    • あいうえお表や日本地図など、お風呂の壁に貼るポスターは、湿気が溜まりやすく、裏側や縁にカビが発生しやすいです。
    • 対策: 定期的に取り外して、裏側や縁の部分もチェックし、乾燥させるようにしましょう。

日常の簡単な工夫でカビを防ぐ

お風呂のおもちゃを清潔に保つための簡単な工夫を紹介します。

  1. お風呂全体のカビ予防
    • お風呂の床や壁、天井にカビが生えていると、おもちゃにもカビが移る可能性があります。50℃以上のお湯をお風呂全体にかけることで、カビの発生を予防できます。また、防カビ剤を使用することで、おもちゃやお風呂場全体を清潔に保つことができます。
    • メリット: お風呂全体のカビを予防することで、カビが生えにくい環境を作ることができます。これにより、おもちゃの掃除も楽になります。
  2. おもちゃの水分を早く取り除く
    • 使用後はおもちゃの中に残った水分をしっかりと取り除き、乾燥させます。特に、空洞があるおもちゃは内部までしっかりと乾燥させることが重要です。
    • メリット: 毎回の手間が少なく、雑菌やカビの発生を防ぎ、清潔な状態を維持できます。
  3. お風呂に持ち込みっぱなしにしない
    • 移動させるのが面倒ですが、お風呂に保管したままではおもちゃが乾きづらい場合は、置き場所を変えることをおすすめします。お風呂場のすぐ横に突っ張り棒やラックを用意して、吊るしたり風通しのよい収納スペースを確保できると良いでしょう。
    • メリット: お風呂場以外の乾燥した場所に保管することで、カビの発生を防ぎやすくなります。
  4. 定期的に処分する
    • おもちゃは定期的に見直し、不要なものや古くなったものは処分することが大切です。これにより、清掃の手間を減らし、新しいおもちゃを楽しむことができます。
    • メリット: おもちゃの管理が楽になり、常に清潔な状態を保つことができます。

まとめ

お風呂のおもちゃは、子どもたちにとって楽しい時間を提供する大切なアイテムです。しかし、カビや雑菌のリスクもありますね。お風呂は毎日使う場所ですから、日頃のちょっとした手間が清潔の維持につながります。忙しい日々でも簡単に実践できる方法を取り入れて、安心しておもちゃを使いましょう。お子さまと快適で安全なバスタイムを過ごせるように、ぜひ参考にしてみてください。

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