ソファにペットやお子さんがお漏らししてしまった、そんな経験はありますか?トイトレ中に、とうとうやっちまった…なんてこともあるでしょう。
ソファの汚れは、リンサークリーナーや中性洗剤、重曹などで掃除することができます。時間が経つと汚れが染み込んでしまい、掃除してもなかなか取れないことがあります。だからこそ、気づいたらすぐに対処することが大切!
布からほのかに香るお漏らし臭が気になる方も、重曹やクエン酸を使えば、ソファに残る臭いを軽減できるかもしれません。この記事では、ソファの汚れを掃除・消臭する方法や、事前にできる対策についてご紹介します。これを読んで、ペットやお子さんのお漏らしに対応できるようにしましょう!
布ソファの汚れを素早く対処する方法
ペットやお子さんがソファでお漏らししてしまうと、後片付けが大変ですよね。そんな時に役立つ掃除方法をご紹介します。
リンサークリーナーを使う方法
リンサークリーナーは、洗濯できない布製品を掃除できる便利なアイテムです。綺麗な水を使って汚れを一気に吸い取るシンプルな掃除機器で、ソファや車のシートを掃除する時に便利です。
アイリスオーヤマの公式のYouTubeチャンネルでは、リンサークリーナーを使った掃除方法も紹介されていますよ。
中性洗剤を使う方法
汚れに気づいたら、濡れタオルと中性洗剤を使って簡単にお手入れができます。早めの対応が肝心です。
用意するもの
- タオルや雑巾
- 中性洗剤
- ぬるま湯(40℃)
お手入れの手順
- お漏らしを吸水する:雑巾や吸水シート等でお漏らしの水分を吸い取ります。
- タオルを準備する:ぬるま湯をバケツに入れて、タオルをしっかり絞ります。
- 洗剤を使う:タオルに数滴の洗剤をつけます。
- 汚れを拭き取る:ソファの布地に沿って拭きます。
- 洗剤を拭き取る:ぬるま湯で湿らせたタオルを絞り、洗剤を拭き取ります。
- 乾拭きする:最後に乾いたタオルでしっかりと拭きます。
ソファに残った洗剤はしっかりと拭き取るようにしましょう。洗剤が残ると、新たなシミの原因になることがあります。濡れた部分は扇風機で乾かすのがおすすめです。ドライヤーなどの熱風はソファを傷める可能性があるため、使用を避けてください。
重曹とクエン酸を使う方法
掃除した後でも、時間が経つと臭いが気になることがあります。そんな時は、重曹とクエン酸がおすすめです。どちらも安全な成分で、ペットやお子さんがいる家庭でも安心して使えます。
重曹を使った消臭法
重曹には臭いや汚れを吸着する効果があります。方法は簡単です。
- 重曹をふりかける:臭いが気になる箇所に重曹をふりかけ、1〜2時間放置します。
- 掃除機で吸い取る:放置後、掃除機で重曹を吸い取ります。
クエン酸スプレーで消臭
イヤな臭いの原因であるアンモニア臭は、クエン酸スプレーを使って中和できます。
クエン酸スプレーを作る方法は以下の通りです。
- クエン酸小さじ2を空のスプレーボトルに入れる
- 水かぬるま湯200mlを注ぐ
- よく振って混ぜる
このスプレーは、トイレやお風呂掃除にも使える万能アイテムです。作ったスプレーは1週間以内に使い切るようにし、使用前に目立たない場所で試してからソファに使用してください
スチームアイロンがおすすめできない理由
スチームアイロンは、高温の蒸気をあてて汚れを落とす方法ですが、お漏らし汚れにはあまりおすすめではありません。
70度以上の熱が加わると、お漏らし汚れに含まれる微量のタンパク質が固まり、汚れが落ちにくくなる原因となるためです。
洗い流す時は、40度くらいのぬるま湯が適しています。
また、革製ソファの場合は、そもそも高温でのアイロンがけ不可の素材が使われていることもあるので、取扱説明書をよく確認してみましょう。もしソファの素材が不明で、少し試したい場合は、目立たない部分に少しだけ手を加えてみましょう。
合皮ソファの掃除方法
合皮ソファの場合は、水拭きが最適です。合成皮革は水に強く、本革とは違って気軽に水拭きができます。
ひっかき傷がつくと目立ってしまうので、掃除機ではなく、優しい水拭きがおすすめです。汚れが落ちない場合は、重曹や中性洗剤、メラミンスポンジを使うこともできますが、色落ちしてしまう可能性があるので、必ず目立たない場所で試してから使用しましょう。
用意するもの
- ハンディモップ
- 雑巾
掃除の手順
- お漏らしを吸水する:雑巾や吸水シート等でお漏らしの水分を吸い取ります。
- ほこりを取る:ハンディモップで表面のほこりを優しく取り除きます。
- 水拭きする:固く絞った雑巾で優しく水拭きします。
- 乾拭きする:最後に乾いた雑巾でしっかり乾拭きします。
汚れがひどい場合
- 液体洗濯用洗剤
- タオル2枚
- 重曹
- スプレーボトル
- メラミンスポンジ
手順
- 重曹水を作る:水100mlに小さじ1杯の重曹を混ぜます。
- 乾拭きする:ソファの表面を軽く乾拭きします。
- 洗剤を使う:水で湿らせよく絞ったタオルに少量の洗剤をつけて拭きます。
- 重曹水を使う:汚れが気になる部分にスプレーボトルに作った重曹水を吹きかけます。
- スポンジでこする:メラミンスポンジで優しくこすります。
- 仕上げ:ソファ全体を水拭きし、洗剤と重曹をしっかり拭き取ります。乾いた雑巾で仕上げの乾拭きをし、自然乾燥させましょう。
メラミンスポンジは、頑固な汚れを落としてくれる頼れるアイテムです。ただし、素材によっては色落ちする可能性があるため、目立たない部分で試してから使うようにしてください。
革ソファの掃除方法
革のソファは繊細なので、水や洗剤での掃除は避けるべきです。ホコリを取り除くなら掃除機も使えますが、柔らかいブラシで優しくブラッシングするのが良いでしょう。
用意するもの
- 雑巾や給水シート
- 本革専用クリーム
- ブラシ
- 食器用中性洗剤
掃除の手順
- お漏らしを吸水する:雑巾や吸水シート等でお漏らしの水分を吸い取ります。
- 汚れを落とす:汚れが目立つ場合は、少量の食器用中性洗剤を指につけて優しくこすります。
- クリームを塗る:本革専用のクリームを全体に塗布します。
- 放置してなじませる:3時間以上置いてなじませます。
汚れが取れない場合は、消毒用エタノールをタオルに吹きかけてこすると、色落ちを防ぎながら汚れを除去できます。
汚れを最小限にするための対策
ソファのお漏らし汚れを最小限に抑えるためには、以下の対策がおすすめです。
- ソファカバーの下にペットシーツを敷く
- ペットシーツの上に洗えるキルトマットをかける
- ブルーシートの上に敷きパッドをかける
- 防水カバーをかける
ペットシーツは吸水性が高く、オムツ替えや嘔吐対策として使うことができとても便利です。マットや敷きパッドを洗濯し、ペットシーツを交換するだけで、掃除が楽になります。
デメリットとしては、マットや敷きパッドがズレやすいことがありますが、手軽に対策をしたい方にはおすすめです。
まとめ
ソファにペットやお子さんがお漏らししてしまった場合、すぐに対処することが重要です。汚れの掃除には、リンサークリーナーや中性洗剤、重曹やクエン酸を使用すると効果的です。合皮ソファには水拭きが適しており、革ソファはデリケートなため、専用クリームやブラシを使って優しく掃除します。事前にペットシーツや防水カバーでソファを保護することで、汚れや臭いの対策が可能です。これらの方法を駆使して、快適なリビング環境を保ちましょう。