車のメンテナンス費用を抑えたいと考える方にとって、ブレーキパッド交換のコストは気になるところですよね。「どこで交換すれば一番お得なの?」と悩んでいる方に向けて、今回はイエローハットとオートバックスの交換費用の比較に加え、自分で交換できるかどうかについても詳しくご紹介します。
記事の内容
- ブレーキパッド交換の費用が安い店舗はどこか
- イエローハットとオートバックスの交換費用の違い
- 必要な道具や知識があれば、自分で交換することも可能
それでは、ブレーキパッド交換について詳しく解説していきますね。
ブレーキパッド交換の費用が安いのはどこ?
まず、ブレーキパッド交換をする際の選択肢として考えられる場所はいくつかあります。どの場所が安く、どんな特徴があるのかを見てみましょう。
カー用品店での交換
カー用品店は、純正部品のほかに、社外品と呼ばれる代替パーツを選ぶことができるため、交換費用を抑えやすいです。特に社外品は、純正パーツよりも安価であることが多く、コストを節約したい方には魅力的な選択肢ですね。
ただし、注意点としては、輸入車や特別仕様の車種に対応していない場合があることです。交換可能なパーツが限られているため、事前に店舗で確認することが必要です。カー用品店では、店員さんと相談しながら、信頼できるパーツを選べるのもメリットです。
整備工場での交換
整備工場では、ネットなどで購入したパーツを持ち込むことができるため、交換費用をさらに抑えることができます。自分で購入した安いブレーキパッドを整備工場に持ち込み、取り付けを依頼することで、全体的なコストが抑えられるのがポイントです。
ただし、整備工場によって技術力やサービスの質に差があるため、信頼できる工場を選ぶことが重要です。また、工場に直接依頼するため、中間手数料がかからないことも費用削減につながります。
ディーラーでの交換
ディーラーで車を購入している場合、保証対象であれば、ブレーキパッドの交換費用が無料、もしくは割引されることがあります。ただし、保証対象外の場合、費用はカー用品店や整備工場に比べて高くなることが一般的です。
ディーラーでの交換は、メーカー純正パーツを使い、高い技術力で作業を行ってもらえる安心感があるため、車の知識があまりない方にはおすすめです。
イエローハットのブレーキパッド交換費用
イエローハットでは、ブレーキパッドの交換費用が左右2箇所の交換で税込6,000円からと、比較的リーズナブルな価格設定です。他のカー用品店に比べて安価で、さらに車検や定期点検の際に同時に交換を依頼することで、工賃を抑えることができます。
作業自体は30分程度で完了することが多く、待ち時間も店舗内の待合スペースで快適に過ごせます。事前予約をしておけば、繁忙期でもスムーズに対応してもらえますよ。
イエローハットの特徴まとめ
- 交換費用:税込6,000円~
- 交換時間:30分程度
- 予約:電話予約が可能
オートバックスのブレーキパッド交換費用
オートバックスのブレーキパッド交換は、1箇所あたり税込5,000円からで、フロントとリアをセットで交換する場合は軽自動車で税込7,700円、普通乗用車では税込8,800円からの費用設定です。
作業時間もイエローハットと同様に30分程度で完了しますが、店舗によっては待ち時間中に無料ドリンクサービスを提供しているところもあり、快適に過ごせるのがオートバックスの魅力です。
オートバックスの特徴まとめ
- 交換費用:税込7,700円~
- 交換時間:30分程度
- サービス:無料ドリンクを提供する店舗もあり
イエローハット vs オートバックスのブレーキパッド交換費用比較
店舗名 | 交換費用(税込) | 交換時間 | サービス内容 |
---|---|---|---|
イエローハット | 6,000円~ | 30分程度 | 事前予約可能 |
オートバックス | 7,700円~ | 30分程度 | 無料ドリンク提供の店舗あり |
ブレーキパッドの交換は、安全な運転のために欠かせない重要なメンテナンスです。しっかりと情報を比較し、最適な方法を選んで、快適なカーライフを送りましょう。
自分でブレーキパッドを交換する方法と必要な工具を詳しく解説!
自分の車ならOK、他人の車はNG
自分の車であれば、ブレーキパッドの交換は法律上問題ありませんが、他人の車の作業は運輸局長により認可された工場でなければ行えません。安全性の確保を目的としているため、他の人の車には手を出さないようにしましょう。
ブレーキは安全の要、専門業者に依頼するが吉
基本的に、車のメンテナンスに詳しい方であれば、ブレーキパッドの交換は自分で行うことが可能です。正しい知識と適切な工具を揃えれば、比較的簡単に交換作業を進めることができます。
しかし、車に関する知識があまりない場合や作業に不安がある場合は、無理をせずプロに任せるのが賢明です。ブレーキは安全運転において非常に重要な部品ですから、誤った作業がトラブルにつながる可能性もあります。
自力で交換するためというよりも、ブレーキパッドの交換について、作業スタッフさんと円滑にやり取りするための予備知識として、以下の内容を読み進めてみてくださいね!
ブレーキパッドの交換に必要な工具とは?
ブレーキパッドの交換には、特別な工具が必要です。以下に、主な工具とその用途をまとめました。
ブレーキパッド交換に必要な工具リスト
- 作業用手袋:手を保護するために必須です。
- ジャッキ、ジャッキスタンド:車を持ち上げて作業を行うために使用します。
- レンチ:ホイールやボルトを取り外す際に使います。
- S字フック:キャリパーを固定するために使います。
- ブレーキキャリパーツール:ブレーキキャリパーのピストンを引っ込める際に使用します。
- ブレーキパーツクリーナー:作業中にパーツを清掃するために必要です。
- 新しいブレーキパッド:当然ながら交換するための新品パッドを用意します。
- グリス:パッドの一部に塗ることで摩耗やノイズを防ぎます。
これらの工具を揃えておくことで、スムーズな作業が可能になります。
ブレーキパッドの交換手順
それでは、実際にブレーキパッドを交換する具体的な手順をご紹介します。手順に沿って安全に作業を進めていきましょう。
ステップ1:ホイールの取り外し
まず、車体を固定し、ジャッキを使って車を持ち上げます。しっかりとジャッキスタンドで車を支えた後、レンチを使用してホイールのナットを外し、ホイールを取り外します。
ステップ2:古いブレーキパッドの取り外し
ホイールを外すと、ブレーキローターとブレーキキャリパーが見えます。ブレーキパッドはキャリパーの内部にあるため、まずキャリパーの下側のボルトを外し、上側のボルトを支点にしてキャリパーを持ち上げます。
その後、S字フックを使ってキャリパーを固定し、古いブレーキパッドを取り外します。
ステップ3:新しいブレーキパッドの取り付け
次に、リザーバタンク内のブレーキオイルの量を確認し、オイルが多い場合は溢れないように少し減らします。続いて、ブレーキキャリパーツールを使ってキャリパーのピストンを引っ込め、新しいブレーキパッドを装着します。
この際、グリスをパッドのキャリパーに接触する部分に塗りますが、ブレーキパッドやローターに付かないよう注意が必要です。
ステップ4:ブレーキオイルの補充とエア抜き
次に、エンジンルーム内のブレーキオイルの量を確認します。オイルの量が下限を下回っていた場合は、適量まで補充しましょう。その後、ブレーキホース内の気泡を取り除くためにエア抜き作業を行います。これをしっかりと行うことで、ブレーキの効きが安定します。
ステップ5:ホイールの取り付け
ブレーキパッドの交換が完了したら、ホイールを元の位置に戻し、ナットをしっかりと締めます。
ステップ6:動作確認
最後に、ブレーキペダルを30回ほど踏んで、ピストンが正しくブレーキパッドに圧力をかけられる状態にしてから、車を安全な場所で走行させ、ブレーキの効きに異常がないか確認します。
まとめ
ブレーキパッドの交換に関する選択肢として、イエローハットとオートバックスの費用比較や自分での交換方法を紹介しました。イエローハットでは左右2箇所で税込6,000円から、オートバックスは1箇所あたり税込5,000円からの価格設定です。自分で交換する場合は、ジャッキやレンチなどの専用工具が必要なので、ブレーキパッド交換は認可を受けた専門業者に依頼するのがベター。交換手順としては、ホイールの取り外しから始まり、古いパッドの取り外し、新しいパッドの取り付け、オイルの補充とエア抜き作業が必要です。いずれにせよ、ブレーキの動作確認をきちんと行い、安全に使用できるかを確認することが重要です。