レターパックの送り主の欄にある「様」は消すべきか?適切な消し方と守るべきマナーを解説

教養・マナー

レターパックは、郵便局が提供する便利な配送サービスで、A4サイズで4kgまでの荷物を全国どこでも一律料金で送ることができます。このサービスを利用する際、「届け先」と「依頼主」の名前を記入する欄が封筒に設けられています。
しかし、依頼主の名前の後にもともと書かれている「様」をどう扱うべきか悩む方も多いでしょう。
本記事では、その疑問を解決するために、レターパックに記載された「様」をどう処理すべきか、そしてその正しい方法について詳しく説明します。また、その他のマナーも紹介し、相手に良い印象を与えるためのポイントをお伝えします。

レターパックにおける「様」の扱い

レターパックの依頼主欄には、名前の後に「様」が付いています。この「様」を消すべきかどうかは、特にビジネスシーンでは重要な問題です。一般的には、依頼主の「様」は消すことが礼儀とされています。これは、依頼主である自分自身に対して敬称を使うのは不自然とされるからです。

ビジネス利用における「様」の削除方法

ビジネスシーンでは、自分の名前に「様」が付いたままレターパックを送ると、礼儀に欠けると見なされる可能性があります。そこで、依頼主欄の「様」を消す具体的な方法を紹介します。最も推奨される方法は、定規を使ってきれいに二重線を引くことです。フリーハンドで消すよりも、定規を使うことで見た目が整い、より丁寧な印象を与えることができます。

「様」以外の注意点

レターパックを送る際には、「様」を消す以外にもいくつかのマナーがあります。例えば、「おところ」「おなまえ」の「お」や「ご依頼主」の「ご」も同様に二重線で消すことが推奨されます。これらの接頭語を削除することで、よりビジネスライクで丁寧な印象を与えることができます。

レターパックの基本と種類

レターパックには、以下の2つの種類があります:

  • レターパックライト
    • サイズ:340mm×248mm (A4サイズ)
    • 重さ:最大4kg
    • 厚さ:最大3cm
    • 配達方法:郵便受けへの投函
    • 料金:370円(2024年6月時点)
  • レターパックプラス
    • サイズ:レターパックライトと同じ
    • 重さ:レターパックライトと同じ
    • 厚さ:3cmを超えてもしっかりと封ができればOK
    • 配達方法:対面での配達(受領印または署名が必要)
    • 料金:520円(2024年6月時点)

レターパックライトとプラスの両方で配送追跡が可能で、速達に匹敵する速さで土日祝日も配送が行われます。書類だけでなく、衣類なども送ることができるため、ビジネスシーンで広く活用されています。

個人利用時のマナー

個人でレターパックを利用する際には、ビジネスシーンほど厳格なマナーは求められません。しかし、「様」を消すことは一般的な礼儀として認識されています。そのため、消さずに送ると礼儀知らずと見なされることも考えられます。相手に良い印象を与えるためにも、この小さな手間を惜しまないことが大切ですね。ぜひ実践に活かしてみましょう。

住所の完全記載

個人間のやりとりでも、住所を省略せずに完全に記載することが望ましいです。特にビジネスシーンでは、住所の完全記載が求められます。依頼主欄も同様で、名前と住所の完全な記入が求められます。記入漏れがあると、受取が拒否されることもありますし、身元不明な人からの贈り物を受け取るなんて怖いですよね。安心して受領してもらえるよう、住所もきちんと記入しましょう。

レターパックでの「御中」と「様」の使い分け

受取人の名前の後に自動的に「様」が印字されますが、法人宛ての場合は「様」を「御中」に変更する必要があります。例えば、「株式会社○○」や「○○部」といった宛先の場合は、「様」を消去して「御中」に修正します。担当者名が具体的に指定されている場合は、そのまま「様」を使用します。法人名には「御中」を、個人名には「様」を使用するのが適切です。

まとめ

レターパックは、個人利用だけでなくビジネス利用にも広く使われる便利な郵便サービスです。依頼主欄の「様」は、一般的な礼儀として消すことが推奨されます。ビジネスシーンでは特に重要ですが、個人利用時にもマナーを守ることで相手に良い印象を与えることができます。宛先が法人の場合は「御中」を用い、法人内の特定の個人宛てには「様」を保持しましょう。これらのマナーを守ることで、送り先の相手が安心して郵便を受け取ることができるでしょう。ぜひ、レターパックを利用する際に活かしてくださいね。

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