払込取扱票は、郵便局やゆうちょ銀行を通じてお金を送る際に用いる用紙で、便利で信頼性の高い手段として日常的に利用されています。この用紙は、赤色と青色の2種類があり、それぞれの用途や手数料が異なります。送金方法によって使い分けることが求められますが、どちらを使うべきか分からない方もいるかもしれません。以下では、それぞれの特徴と適切な使い方について詳しく説明します。
赤と青の払込取扱票の違い
- 赤色の払込取扱票: この用紙で送金すると、受取人が手数料を負担します。送金者は指定した金額のみを支払い、受取人が手数料を負担することになります。
たとえば、10,000円を送る場合、送金者は10,000円のみ支払い、受取人が手数料を負担します。友人間での貸し借りや、家族間での送金などの少額を送るのに利用しやすいサービスです。
ただし、郵便局の窓口・ATMで現金で支払う場合には、1件ごとに110円の手数料がかかります。この現金支払いによる手数料は送金者の負担になりますのでご注意ください。通帳やキャッシュカードを使ってゆうちょ口座から引き落とす場合には、この手数料が免除されますよ(引用:https://www.jp-bank.japanpost.jp/news/2021/news_id001686_01.html)。 - 青色の払込取扱票: この用紙で送金すると、手数料は送金者負担になります。例えば、商品代金10,000円を送る場合、代金にプラスして支払い方法に応じた手数料を加算した額を支払う必要があります。この形式は、個人が業者へ支払いを行う際によく利用されます。支払い総額が予想以上にならないように、事前に手数料を確認しておくと安心ですね。
手数料の詳細
払込取扱票を利用する際の手数料は、支払い方法や金額によって異なります。具体的な手数料の詳細は以下の通りです。
- 通帳やカードを利用した支払い:
- 5万円未満: 窓口支払い…203円、ATM利用時…152円
- 5万円以上: 窓口支払い…417円、ATM利用時…366円
- 現金による支払い(加算料金110円を含む):
- 5万円未満: 窓口支払い…313円、ATM利用時…262円
- 5万円以上: 窓口支払い…527円、ATM利用時…476円
コンビニでの払込取扱票の活用方法
コンビニで払込取扱票を利用する際のポイントは、バーコードの有無です。
- バーコードがある場合: 多くのコンビニで、レジを通して簡単に支払いが可能です。バーコード付きの払込取扱票は、スピーディーな処理が可能であり、オンラインショッピングでの支払いに非常に便利です。また、追加の手数料がかからないため、週末や夜間にも利用できる点が魅力です。
- バーコードがない場合: コンビニでは支払いできないため、郵便局やゆうちょ銀行での手続きが必要です。特に、会社からの通知や手書きの払込取扱票では、バーコードがないことが多く、郵便局での支払いを計画する必要があります。
コンビニと郵便局での書き方の違い
コンビニで使える払込取扱票は、バーコードを読み取って処理されるため、用紙自体に記入する機会はめったにありません。必要情報があらかじめバーコード内に印字されているためです。
それに対し、郵便局で払込取扱票を手に入れて、自分で作成する場合には、払い込みに必要な項目を手書きで記入する必要があります。金額や口座番号を間違えないよう慎重に記入することが大切ですね。
書き方のポイント
- 字をきれいに書く: 金額や口座番号など重要な情報は、誤読を防ぐために丁寧に書きましょう。たとえば、数字の「0」と「6」などが混同されやすいので注意が必要です。
- 確認する: 記入後は必ず内容を確認し、記入漏れや誤字脱字がないかをチェックしましょう。小さなミスが大きなトラブルにつながる可能性があるため、慎重に確認することが重要です。
ATMでの払込取扱票の利用
郵便局のATMでは、払込取扱票を利用して送金することができます。
ATMには通帳やカードを挿入する箇所とは別に、払込取扱票を挿入する場所があります。もしその箇所がない場合は、そのATMでは取扱できません。記入が正確でないと、取引が正しく処理されない可能性があるため、記入内容には十分注意しましょう。
ATMは便利ですが、特に10万円以上の大きな金額を扱う際には、限度額の制約や操作ミスを避けるため、窓口での手続きをおすすめします。窓口での手続きはスタッフによる確認もあり、より安全で確実です。
まとめ
払込取扱票は、郵便局やゆうちょ銀行を通じてお金を送る際に非常に便利な手段です。赤色の払込取扱票では送金者が指定金額のみを支払い、青色では手数料を含めて全額を支払います。手数料は支払い方法や金額により異なり、ATMや窓口での手続きが可能です。コンビニで利用する際は、バーコード付きであればレジで簡単に処理できますが、ない場合は郵便局での対応が必要です。書き方では、金額や口座番号を正確に記入し、誤字や記入漏れを避けるために確認を怠らないことが重要です。これらのポイントを押さえることで、コンビニ・郵便局でもスムーズに手続きを済ませることができるでしょう。ぜひ参考にしてみてくださいね。